「質問する力」を高めましょう!

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I.2種類の質問を状況によって使い分ける

1.オープンクエスチョン
「今日の仕事どうだった?」のように、相手に自由に考えてもらい、自由に答えてもらう質問です。
自分で答えを予想できない場合や、とにかく自由な意見が欲しい場合に使います。
また、相手に方向付けをしてもらいたい場合や、自主的に考えてほしい場合にも有効です。

2.クローズドクエスチョン
「今日の仕事は順調だった?」のように、「はい」「いいえ」の二者択一で相手が明確に答えられる質問や、
「最近、何か趣味はありますか?」のように回答の範囲が限られている質問です。
求めている答えがあらかじめあり、話題を絞って確認したい場合や、シンプルにイエスかノーかだけを知りたい場合に役立ちます。

質問は、相手との距離感を考えながら行うことが大切です。
初対面の場合は、クローズドクエスチョンで相手が簡単に答えられるところから始め、
徐々にオープンクエスチョンに展開しながら会話を深めていく流れがおすすめです。

Ⅱ.「良い質問」を意識してみる
一口に「良い質問」と言っても、その形はさまざまです。
例えば、相手の意見や体験など、その人に聞かなければ分からないことを尋ねる質問が挙げられます。
また、相手の思考を深め、新たな気づきを促すような質問も良い質問と言えるでしょう。

一方で、相手が答えに困る質問や意図が曖昧な質問は良い質問とは言えないでしょう。
また、調べれば分かることばかりを尋ねる質問は、相手の知見や経験を十分に活かせない場合があります。
このような質問は対話の流れを止めてしまったり、相手に不快感や警戒心を与えたりすることがあるため、
信頼関係の構築を妨げる恐れがあります。

Ⅲ.質問力を高めるためには

1.相手の話を「聴く」ということ
質問力を高めるためには、相手に心から関心を持ち、真摯に話を聴く姿勢が大切です。
言葉そのものだけでなく、その背景にある思いや本当に伝えたい気持ちにも目を向けてみましょう。
また、相手の話に耳を傾けるとともに、自分自身の表情や姿勢にも意識を向けることが重要です。

2.質問力が高い人を観察し、まねる
周囲にいる質問上手な人の話し方や質問のタイミングを意識して観察してみましょう。
どのような場面でどのような質問をしているのか、相手が答えやすい言い回しはどのようなものかを学び、
自身のコミュニケーションにも取り入れてみてください。

3.相手からの質問を振り返ってみる
自分がこれまでに受けた質問を思い返してみましょう。
「なぜ答えやすかったのか」「なぜ答えにくかったのか」「なぜ嬉しいと感じたのか」「なぜ不愉快に感じたのか」など、
その理由を客観的に考えてみてください。

例えば、嬉しいと感じたのは、自分の得意分野について尋ねてもらえたことで、
相手が自分に関心を持ってくれていると感じたからかもしれません。
反対に、不愉快に感じたのは、まだ十分な関係性ができていない段階で踏み込んだ質問をされたからかもしれません。

このように振り返ったうえで、「では、自分なら相手にどのような質問をするだろうか」と考えてみましょう。
相手の立場や気持ちを意識することで、より良い質問のヒントが見つかるはずです。

4.質問の切り口を増やす練習をする
質問力を高めるためには、一つの出来事や話題に対して多角的に質問を考える練習が効果的です。
例えば、5W1H(誰が・いつ・どこで・何を・なぜ・どのように)を意識すると、
同じテーマでもさまざまな角度から質問できるようになります。
また、「どうしてそう思ったのですか?」「その経験から何を学びましたか?」など、相手の考えや経験を引き出す質問を日頃から集め、
自分なりの質問リストを作っておくのもよいでしょう。

質問の切り口が増えることで、会話が広がりやすくなり、相手への理解もより深まります。

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質問する力とは、答えを引き出すための技術だけではありません。
相手を理解しようとする気持ちが込められた質問は、相手の考えや経験を引き出すだけでなく、信頼関係を深めるきっかけにもなります。
日々のコミュニケーションの中で、ぜひ「質問の質」を意識してみてはいかがでしょうか。